演者:⾹⽥ 啓貴 先生 (東京⼤学⼤学院総合⽂化研究科)
日時:2025年12月9日(火) 11:00-11:30(30分を予定)
演題:サルの発声からヒトの会話へ⾄る道筋を探る霊⻑類学
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霊⻑類を対象にした⾏動⽣物学は、ヒトのさまざまな⾏動について進化的な考察を与えることに⾯⽩さがあるでしょう。化⽯には残らない⾔語をはじめとするヒトに固有な⼼理・⾏動のみならず複雑で重層的な社会などの進化過程を議論するには有⽤な対象です。今回は、「サルの発声」と「ヒトの会話」を⽐較項⽬として設定し、発声から発話、会話へ⾄る過程で、どのような変化が⽣じたのかについて、最近の研究を通じて議論を深めたいと思います。発声運動操作に関与する神経基盤および⾳韻産出を⽀える形態基盤の双⽅において確認できる決定的なサルとヒトとの相違点や共通点を考察しながら、発声獲得の進化史やさまざまな種での発声の適応状況、それが運⽤される霊⻑類の社会に関する最近の話題を提供したいと思います 。