4回勉強会

回勉強会 2024.3.5 12:00-12:30@オンライン

本イベントは終了したものです。

演者:新里高行 先生(筑波大学・システム情報系・知能機能システム​​、助教先生のHP

日時:202435日 12:00-12:30(30分を予定)

演題:群れのモデルをどのように構築するか?

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発表要旨

群れに限らずモデル化をするときは規則が必要になります。それぞれの個体は、この厳密な規則に従うことで、ある種の創発的なパターンを形成することができますが、ここには個体のコントラリアン的な気まぐれの余地はありません。モデリングで重要なことは、「規則に従うこと」の背後で支える「規則からの逸脱」の可能性を提示することではないでしょうか?ちょうど「対立するグループ」ですら、その共通の前提をもとに交渉が可能になってしまうように。本発表では、「向きを揃えること」と「仲間に近づくこと」が交差することでさまざまなダイナミクスを生み出す群れのモデルについて解説します。モデルを通じて、群れの中の群れの存在や、群れが常に解体するかもしれないこと、また、そうであるが故に、大規模な方向転換が可能となることについて考えます。時間があれば、最近の鮎の群れの分析結果と一緒に考察を深めたいと思います。