2026/3/26-27(木・金)に本領域の最終シンポジウムを開催します。開催場所はキャンパスプラザ京都およびオンライン配信を行う予定です。
今回のシンポジウムでは①若手研究発表、②計画班の成果報告、そして③ワークショップを企画しています。オンライン配信は②のみです。
日時と場所:
2026年03月26日(木) : 12:30~18:30 ①と②
キャンパスプラザ京都 4F 第3講義室
2026年03月27日(金) : 10:00〜12:00 ③
キャンパスプラザ京都 2F ホール
発表言語:主に日本語(一部英語の可能性あり)
参加資格:どなたでもご参加いただけます。
なおワークショップへの参加は3/19を締切とさせていただきます。
本シンポジウムの案内メールが届いている方はすでにメーリスに登録されています。案内が届いていない方はお手数ですがフォームより登録ください。
開催日の1,2日前にこちらからzoomリンクをご案内させていただきます。
いずれのフォームも登録を完了すると登自動返信が届く設定になっています。必ず自動返信の受信をご確認頂き、返信がない場合には登録したアドレスが正確か、迷惑BOXにソートされていないか確認ください。また過去に原因不明でメールが届かない例が数件ありました。お手数おかけし大変恐縮ですが、当日になってもリンクが送られてこない場合はcontrarian.biologyあっとgmail.com(アットマークに変換してください)までご連絡ください。
12:30-12:42 遺伝的摂動は細胞の遺伝子発現プロファイルをどのように変えるか? 千葉元太(東京大学・大学院総合文化研究科)
12:42-12:54 Can Raman Spectra Infer Persistent Cancer Cell Trajectories? Nidhi Rao(東京大学・大学院総合文化研究科)
12:54-13:06 個体間の不均衡な社会的影響力から創発する集団特性 浜道凱也(千葉大学・大学院融合理工学府)
13:06-13:18 迷路で探る:異質性が集団の採餌行動に及ぼす影響 奥山登啓(千葉大学・大学院融合理工学府)
13:18-13:30 キイロショウジョウバエの光選好性における発生ゆらぎと天邪鬼行動の効果 李俊浩(千葉大学大学・院融合理工学府)
13:30-13:42 新規クローズドコロニー系統メダカを用いた驚愕応答行動における個性の分子神経基盤解析 大下望有(北海道大学・大学院薬学研究院)
13:42-13:54 自由行動下のニホンザルにおける社会的相互作用を通じた意思決定 吉田昴祐(理化学研究所/東京大学・大学院総合文化研究科)
13:54-14:06 自己と他者を重ね合わせる腹内側前頭前野の神経表象 黄子彦(東京大学・大学院医学系研究科)
14:30-15:10 コントラリアンなサルたちが生み出す集団内の棲み分け構造 サル班 石井 宏憲 (関西医科大学)
15:10-15:50 TBA ハエ班 高橋 佑磨(千葉大学)
20min コーヒーブレイク☕
16:10-16:50 メダカにおけるコントラリアン個体の行動影響とその分子神経基盤 メダカ班 横井 佐織(北海道大学)
16:50-17:30 TBA ヒト班 宮本 健太郎(理化学研究所)
15min コーヒーブレイク☕
領域のこれまでの活動や成果からコントラリアン生物学の現在地を総括しながら、領域がこれから発展するには何をすべきかを議論します。
懇親会はどなたもご参加できますが、人数把握のため事前登録ください。
本領域では、コントラリアン研究を多様な生物種や生物学的な場面、細胞からメタ個体群に至るまで幅広く広げていくことを目指しています。その中で重要な焦点となるのが、コントラリアンが集団の中に組み込まれたときに何が起こるのか、すなわち集団システムの一部としてどのような役割を果たすのかを、共通の視点で捉えることです。そのために、コントラリアンをシンプルで汎用性の高い形で定式化し、集団の振る舞いを記述・モデル化しやすい表現として整理する必要があります。本ワークショップでは、領域で実際に得られている実験データをベースに、領域外の研究への幅広い適用可能性を議論しながら、参加者の皆様とともに次なるコントラリアン研究の基盤構築を目指します。以下は、そのための大まかなワークフローです。
① 様々な実験系におけるコントラリアンの定義と測定方法を整理する
本領域の4計画班では共通の実験パラダイムを用いて研究を進めてきたが、動物種や実験条件に応じて適したコントラリアン指標が異なることが分かってきた。そこで、計画研究および若手研究の事例(シンポジウム初日にて講演)をもとに、各研究がどのような指標や条件比較でコントラリアンを定義・測定しているのかを整理する。あわせて、参加者自身の研究系に当てはめた場合の測定方法についても仮想事例を持ち寄る。
② 共通する暗黙の定義を炙り出し、定式化を試みる
コントラリアンの実験上の定義を、できるだけシンプルかつ応用しやすい形で記述する方法を探る。まずは言語化や図式化から始め、可能であれば数学的な定式化を試みる。その際、実験操作や測定指標との対応関係を常に念頭に置く。最終的には、定式が集団の振る舞いを記述・モデル化しやすい表現となることを目指す。
③ 種・階層を超えるために必要なデータとは何か
考案した定式をもとに、今度は異なる種や階層に共通する「集団がコントラリアンを内包する意義」を示すためにはどのようなデータや指標が必要かを考える。
④ Tinbergenの4つの問いにどう答えるべきか
メカニズム、発達、機能、進化の視点から、実験的に行う操作や得られるデータと考案した定式の対応関係を問う。
ただし基本的な狙いは他の研究者がどういう視点をもっているのかインスピレーションを得るというのと研究者間交流です。無理に何か結論を出すために頑張る必要はなく、和気あいあいと意見交換ができればと思っています。参加してくださる数理モデル分野の先生方に議論をリードしてもらう予定ですが、参加者の大半は実験屋さんであり、また学生さんも参加していただくことになっています。ブレインストーミングを通じて、一つのコンセプトがどのように立ち上がっていくのか、そのワークフロー自体を体験していただく場として、気軽にご参加ください。分野・経験等一切不問です。